日産リーフ(旧型)を購入して約一ヵ月乗った感想です。12セグではなく11セグです。
まず私が購入したリーフは24kWhの11セグ個体です。
80%充電で125km表示で100%充電で140km表示といった感じです。
航続距離は不便じゃないの?
EVの不安点としては航続距離と充電スポットです。これは使い方や仕事などによって一概には言えないんですが、1日で100㎞走らないのであれば全然問題はないと思います。例えば一度の給油で400㎞走れたとしても1日で400㎞走ることはほとんどないと思います。 1日に走る距離さえ十分であればそこまでの不便さは感じません。
この問題ってコップに水が半分入っていて状態を半分しかないか、半分もあるかという考え方に近いものがあると思います。私も場合は1日の使用距離が約50㎞なので不便は感じませんし必要であれば外で10分充電するだけで十分です。今は充電スポットはあちこちにあるのでよほどの田舎でもない限り大丈夫です。田舎の場合でも道の駅に充電スポットが用意されていることも多いです。
バッテリーについて
私のリーフのバッテリー劣化具合ですが下記のようになっています。
SOHは81.8%ということで典型的な11セグでした。走行距離からするともう少しSOHが高いことを少し期待はしてたんですが11セグの時点でSOHは85%を切っているのは間違いないので相応と言うところだと思います。
がしばらく乗っていて気づきました。
SOHが回復してる?
途中経過です。
一概には言えませんが、明らかに回復傾向です。今現状では85.08%まで回復しています。どこまで正確なのかは分かりませんが、購入直後は車体が中古車屋で半年ぐらい寝ていた状態でした。バッテリーに充電されることもなかったようなのでもしかすると充電を繰り返すことでバッテリーが活性化したのかもしれません。
そう考えると中古車店にLeafSPYを持ち込んでSOHを調べるという方法もそこまであてにならないかもしれないので、セグメントを参考にするだけで十分なのかもしれません。
外出先での充電
外出先での充電ですが、わざと数回日産に行ってやってみました。お金もかかるのになぜ?と思われるかもしれませんがいざという時に充電の仕方が分からないとかになると厄介なので試しに数回やってみました。といっても10分の充電を何回かだけなんですが…
それでも分かったことはあります。
もしもバッテリーの残量が不安になったとしても10分充電すればそれなりに走れます。
そしてバッテリー残量が少なければそれだけ効率よく充電出来るので残量が20%ぐらいから10分充電すれば60%近くまで回復します。(高速な充電器の場合)
そう考えるとある程度EVが普及してきた時点で日産がZESP2を廃止してZESP3に移行したことについてある程度理解ができます。しかし法律上で問題がありできないんですが、時間の課金ではなくて充電量での課金にしてほしいところです。やはり車体によって同じ500円でも充電できる量に差があるのは不満になりますし、高速走行が続いてバッテリーが熱をもって充電効率が落ちた時にも不満になります。
ただこの辺りは古い法律を国が変えてくれることが必須になってくると思いますがEVという新しいジャンルの車ができてきた今は見直すべきだと思います。
※2020年時点で電気を時間単位ではなくて電気量で販売できるのは電気事業者だけのようです
自宅に充電設備は必須
私の場合は旧型リーフの24kwhなので2日か3日に一度の充電は必須になります。また充電カードがZESP3に移行している現在であれば新型リーフであっても利便性や充電コストを考えると自宅への充電環境の設置は必須だと思います。もしも新型の62kwhだとしても充電には長時間かかるので1週間に1度の充電だとしても家で充電できるようが便利です。
もしも自宅に充電環境を準備できないのであればEV(電気自動車)の購入はおススメしません。その場合はPHVの購入をおススメします。
リーフに1ヶ月乗った感想
正直、乗り換えてよかったです。乗り換えた当初こそガソリン車に比べて不便なところも目立ちましたが乗っていくうちにガソリン車とは全く違うものであること、また運転の仕方や使い方に慣れてきたので現状では満足しかありません。電気自動車を悩んでいる方は一度、自分の環境や条件を考えてみて自分の条件に合うようなら乗り換えてもいいと思います。
電気自動車ということだけで敬遠している方は損をしていると思います。値下がりしている旧型リーフなら冒険する価値はあると思います。これからメーカー各社がEVを出してきてEVに関する評価が上がれば中古車価格が高騰するので、状態の良い中古車リーフをここまで安く買えるのは今だけかもしれません。