電気自動車は停車中もエンジンをかけることなくエアコンを使うことができるので車中泊には最適な車です。しかし日本製の電気自動車で普通車のバンタイプはe-NV200しか存在しておらず、しかも24kWhの車体しか流通していないのが現状です。いくら快適な空間が作れたとしてもバッテリー容量がネックになり短い航続可能距離、使用時間が制限されるエアコンになってしまうのなら二代目日産リーフで快適な車中泊環境を作ってしまったほうがいいというのが今回の記事になります。

後部フルフラットの完成型

ネタバレになりますが結論からいうと二代目日産リーフで後部のフルフラット化は可能です。下の写真が実際に私が作成したものになります。

どういった素材で作るのか?どうやって作るのか?という点が重要です。極端な話、コンパネ板を切って設置するだけでフルフラット化は簡単にできてしまいます。しかしせっかく作るのだからお金をできるだけかけず、快適にきれいに作りたいというのは必然です。   今回はそのあたりを重視して作ってみました。

この方法を応用すればリーフ以外でも簡単に高級感あふれるフルフラット化ができます

方向性について

今回私が重点に置いたのは

●合皮シートを使って高級感

●板のような硬さではなく少しクッション感がある床を作る。

●施工の簡単さ

●コストパフォーマンス

になります。ただ合皮シートを使う時点である程度、お金がかかるのは覚悟をしていますが工夫をすればそれなりの価格でできるのではないかと考えました。

今回はカラーコンパネをベースに使いクッションウレタンと合皮シートにて作成することにしました。

材料の購入

まずはコンパネを購入しました。ただコンパネといっても色々な種類がありますが、今回は片方が塗装をされている塗装コンパネを使用しました。表裏に木の下地が出ているとシートに擦れて木屑が散らばるからです。

12mm厚で900×1800を2枚購入しました。こういった大物はネットで購入してしまうと送料がかかり高額になってしまうので近隣のホームセンターで購入することをおススメします。ホームセンターであればカット料は必要ですが店員さんが機械を使って切ってくれるので綺麗に仕上がります。

1カット30円ぐらいなので8か所カットしてもらっても240円と安いので絶対におススメです。1時間以上かかる作業が数百円出すだけで完了します下記にpdfの図面を置いていますが、これを印刷して店員さんに渡せばすぐにカットしてくれます。

コーナン https://www.hc-kohnan.com/service/stores/

今回購入したコンパネ以外の材料です。

クッションは10mmの厚みを選択しました。本当はもう少し厚みを増やそうと思ったのですが、30mmになると価格が跳ね上がるので10mmにしました。業務用のクッションウレタンということもあってか結果的には10mmで十分でした。これは2つ購入しました。

この合皮レザーはクッションの上に貼るものです。厚みも色々あるのですが当然ながら厚みがあるほうが頑丈なので1mm厚を探して購入しました。0.24や0.4に比べてもあまり価格差はなかったのでAmazonで探しまくった甲斐がありました。これも2本購入です。

隙間テープです。何に使うかはすぐにピンと来ないかもしれませんが、これはコンパネの外周をぐるりと囲うためのものです。これをつけなければコンパネ同士が擦れて合皮シートが破れたりするのとパネルをはめ込む時に気を使うことになるので必須です。これは6個購入しました。

タッカーと呼ばれるもので、ホッチキスの針のようなものを打ち込む道具です。今回は合皮シートを固定するのに使用します。針は200本ついていますが、実は全然足りなかったので針に関してはホームセンターで購入しました。ホームセンターでは1000本で100円ぐらいなのでAmazonなどではなくホームセンターで購入することをおススメします。この機械についている針は幅12mm針足8mmでしたがホームセンターで安価に売られている針は幅12mm針足10mmのものです。コンパネの厚み12mmを超えなければ問題ないので私はそれを購入しました。

パネル製作開始

これはコンパネ周りに隙間テープを巻いたものです。ぐるり1周してから1辺あたり2ヶ所くらい大きなセロテープで固定をして剥がれないようにしました。今回は厚さ5mmを使いましたが2cmぐらいあっても良かったかもしれません。ただ幅が太すぎるとおさまりが悪くなるので注意が必要です。

これはカットしたクッションをコンパネ板に貼り付けたものです。貼り付けたのは木の下地が出ているほうです。クッション側に合皮シートを貼るので、シートに触れるのは塗装されている側になります。注意するべきはコンパネよりも少しだけ大きくカットして貼り付けることです。下にあるのは合皮のシートです。引っ張って裏に固定できるようにコンパネよりも15cmづつくらい大きくカットしていますが、どうせ裏側に来る部分で見えないので適当にカットしても大丈夫です。ただ裏側に引っ張って足りないのは止めることができなくなるのでそれだけはNGです。

ついに合皮シートを貼りつける段階です。単純に1辺を裏側に回してタッカーで止めていくだけです。ただ一番重要なのはしっかりと引っ張って皴がないようにしていくことだけです。とにかく引っ張って引っ張ってタッカーで止めていく。ただそれだけの簡単な作業です。

これが完成型になります。ぱっと見は凄く綺麗にできていると思います。自画自賛ですが素人が作ったようには見えない出来栄えです。しかし…

写真に写っている下側のパネルは皴ができてきます。これは最初に作ったパネルで力加減が分からず合皮シートの引っ張りが全く足りていなかった為、皴が出てしまいました。これを見ると引っ張りがどれだけ重要かが分かっていただけると思います。

この作業を繰り返すことでパネルが合計6枚出来上がりました。次はリーフ最大の課題である段差の解消になります。

荷台部分の段差解消について

後部シートの段差は約33cmほどあります。

AZE0の時は荷台に収納BOXを設置して段差を解消していました。

【過去記事】

日産リーフでも身長180cmあってもゴロ寝で快適。車中泊できるほど車内が十分広いことが分かりました。

この記事と下の写真を見ていただければ分かりますがZE1型のほうが荷台の奥行きが増えています。また段差に関しても数cm低くなっています。

AZE0で使っていた収納ボックスが縦にすれば2つ入りそうなぐらい荷台が広くなっています。収納ボックスを2つ買って設置するのも一つの方法ですが、あまりお金をかけたくないので、今回は前回使っていたボックスと余ったコンパネで作った木枠で段差を解消しています。

また運転席後ろのパネルの支えに関してはダイソーで売られている突っ張り棒を使用することにしました。高さ50cmのものを使用しているので少しフラットではないですがこれぐらいなら許容範囲内でしょう。

気になるなら5センチほどカットすれば丁度かもしれません。それよりもこの価格で接地面の足の大きく太いというのがポイントです。

荷台から運転席後ろまでイレクターパイプで組む方法が一般的ですがあれをすると20,000円近くかかってしまうので今回は違う方法で作成してみました。この方法なら車中泊仕様から5人乗りにすぐに戻せるのがポイントです。分割したパネルも荷台にキチンとおさまります。

次回は車中泊には絶対に欠かせないカーテンについての記事を書いていきたいと思います。