日産がZESP3の値上げを発表。長期契約割引廃止、従量制の値上げ。特にシンプルプランは約2倍の大幅値上げ
最初に
日産がついにZESP3の値上げを発表しました。値上げは予想していましたが予想以上の値上げでしたのでそれを記事にしていきます。
【少し前に書いた関連記事】
電気自動車には必須!ZESP3のプレミアムプランを契約する必要性と便利さ
ZESP3値上げの内容
これは今回、ZESP3値上げ後の金額となります。
こちらがZESP3値上げ前です。
大きく変わった点としてはいろいろとありますが、ほとんどが改悪ばかりです。
ZESP3 値上げ後の改悪点
3年定期契約で毎月1,650円の値引きがなくなりました。
プレミアムプランで普通充電0円(無制限)から600分(0円) 超過後は1分3.3円
プレミアムプランも超過後の急速充電値上げ
プレミア10 10分385円→440円 プレミア20 10分330円→385円 プレミア30 10分275円→330円
シンプルプラン月額550円→1,100円 充電料金10分550円→10分990円
シンプルプランで月1回30分充電した場合、2150円→4070円 約1.9倍になっています。
シンプルプラン 普通充電 1.65円/分→3.3円
ZESP3 値上げ後の改善点
急速充電が10分単位から1分単位に
日産ドライバー以外は5/31以降 新規契約不可
ZESP3値上げについての感想
電気代の高騰もありZESP3の値上げはあるとは思っていました。しかしZESP4と言ってもいいほどの大幅値上げと内容変更にもかかわらずZESP3の名前を使ったのは値上げをしながら目立ちたくなかったのではないかと思います。
特に今回の値上げでヒドイと思ったのはシンプルプランです。もしも充電が足りなくなった時の為のお守りという気持ちで持つカードでしたが、今回550円→1,100円と約2倍になってて維持費が上がりました。シンプルプランはもともと従量課金で充電料金が高額だったにもかかわらず約2倍近い金額まで値上げしました。
シンプルプランユーザーは存在を認めないというレベルの値上げだと思います。
プレミアムプランは今はいれば3年間は値上げ前の金額を維持できますが、シンプルプランの場合は9月からこの値段です。自宅充電がメインで使っている人の多くがシンプルプランだと思うので大きく予定は崩れたはずです。
値上げの情報を見て時間が経ち怒りが覚めたので冷静に考えてみると、プレミアムプランに関しては仕方がなかったのかなと思います。理由としては3年縛りというプラン自体が今の時代にあわなくなっていること、普通充電を活用できるだけ活用して自宅の電気に使っている人などがいれば料金負担という意味では不公平なのかもしれません。その為、600分無料というのには一定の納得が出来ます。
5月31日以降はZESP3は日産ユーザー以外は契約が出来なくなります。
しかしその結果、日産ディーラーの充電器を使用できなくなり充電器が空くわけではありません。他社の充電カードでも日産の急速充電器を使用することが出来ます。
しかし今後は各メーカーのディーラーも自社の充電インフラの整備に力を入れるでしょうし、自分が乗っている車のメーカー以外の急速充電を使うのは避けるかもしれません。結果として充電器が増え充電渋滞が回避できるならいみがあります。
しかし、日産は月額プレミアムユーザーという収益を減らす可能性があるので、それを見越した値上げなのかもしれません。
しかし今回の値上げはシンプルプランのユーザーにとってはたまったものではありません。ここまでシンプルプランのユーザーに強気に出ることが出来るのも競争相手がいないからです。ENEOSも充電サービスを開始しているので、この動きが広がれば快適なEV生活が期待できるのかもしれません。
【ガソリンスタンドが充電スポットに代わる?】
ENEOS(エネオス)がEV充電サービス(ENEOS Charge Plus)を開始しました。
現状でシンプルプランを契約している人がいればすぐにでもプレミアムプランに変更することを本気でオススメします。