EV(電気自動車)の欠点?定番の欠点が2つありますが本当に大きな欠点ですか?時代は変わっていますよ
最初に
EV(電気自動車)の欠点として大きく知られているのは充電時間と航続距離です。しかしちゃんと知られていないのもこの欠点についてです。簡単にですがイメージではなく数字で示していきたいと思います。
EV(電気自動車)の充電時間
EV(電気自動車)の充電時間は長いと言われますが、どれぐらいかかるか知っていますが?
充電器には普通充電器と急速充電器があり充電速度が大きく違います。
普通充電
これは200V 15Aで充電するところが多く1時間あたり3kWh充電できます。24kWh充電しようと思うと8時間かかることになります。ただこの方式は自宅に設置して寝ている間に充電するような用途で使うことが多くバッテリーにも優しい方式です、、最近ではバッテリーのお大型化に伴い6kWhという規格も出回り始めています。普通充電器の充電時間が長いのでEV(電気自動車)は充電時間が長いというイメージがついたんだと思います。
急速充電器
これは様々な規格や充電時のバッテリー残量にもよるので充電速度は一概には言えないんですが30分充電すれば80%充電できると思ってもらったほうが簡単です。当然ながら車種によっても違いますが10分充電すれば30%ぐらいできるのでその日の行動パターンによって自由に選択することができます。
家に普通充電器があれば寝ている間に充電できますし、外出先で充電することになっても急速充電器なら30分以内の充電で足りるので実は充電時間はあまりかかりません。
EV(電気自動車)の航続距離
※日産リーフのメーターです。
下記は各社EV(電気自動車)の航続距離です。JC08モードは現実的ではないのでこの距離に0.8をかけた数値ぐらいが正直、正確な距離だと思います。
初代 日産リーフ(24kWh)
航続可能距離 228km(JC08モード)
初代 日産リーフ(30kWh)
航続可能距離 280km(JC08モード)
二代目 日産リーフ(40kWh)
航続可能距離 400km(JC08モード)
二代目 日産リーフ(62kWh)
航続可能距離 570km(JC08モード)
三菱 i-Miev (10.5kWh)
航続可能距離 120km(JC08モード)
三菱 i-Miev (16.0kWh)
航続可能距離 120km(JC08モード)
HONDA honda e(35.5kWh)
航続可能距離 308km(JC08モード)
※新車で100%充電という条件です。
JC08モードは最高の状態で計測をしています。夏場や冬場など暖房、冷房を絶対に使うのでその分のバッテリー消費が余分にかかりますがそういった部分を反映していないので現実とかけ外れた数字になっています。最近ではWLTCモードという計測方法が一般的になってきています。この結果を見る限りは日常使いであればかなり使えるレベルになってきたんではないでしょうか?
たまにリーフで8セグで30㎞とか言う人がいますが、正直それはデマです。冬に窓を開けたまま無意味にエアコンMAXでアクセルベタ踏みをしたとしてもそこまでは酷くないです。上記+全部坂道ならそこまで低い値が出るかもしれませんがそれこそ無意味です。ネガティブキャンペーン用のものとしてわざとする以外に必要性がありません。
自分の生活スタイルに合わせた航続距離のEVを購入することで、日常生活を快適に乗ることができます。
まとめ
これからどんどんEV(電気自動車)が発売されますし市場には中古車が出てくることになります。現時点ではEV(電気自動車)は考えていないという人も多いと思いますが、現在の方針では10年以内にはかなりの車がEV(電気自動車)に移行することになります。
移行までに様々な優遇もありますし、ガソリンにはガソリン税がありますが、現時点ではEV(電気自動車)に使う電気にはガソリン税の代わりの税金はまだ導入をされていないのでそれだけでも走行コストを大きく下げられます。
昔、スマートフォンが出始めたころにはバッテリーが持たないとか色々なネガティブ要素ばかり前面に出ましたが、今はほとんどの人がスマートフォンをあたりまえのように使用しています。EV(電気自動車)でも同じようなことが起きるのではないかと思っています。
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