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私がバッテリー交換方式の電気自動車(EV)に反対な理由

私がバッテリー交換方式の電気自動車(EV)に反対な理由

私も未来の電気自動車(EV)が現実的な形になるにはバッテリー交換方式で今のガソリンスタンドになると思っていた時期がありました。しかし実際に電気自動車(EV)に乗っている今、バッテリー交換式電気自動車(EV)には反対です。というか現状では不可能なことが分かりました。

バッテリー交換式電気自動車(EV)の問題

バッテリーの劣化について

電気自動車に搭載するバッテリーは大なり小なり劣化して航続可能距離が短くなるという問題があります。その為、発売から一定の年数が経過した車体にはバッテリー交換が必要になります。しかしバッテリー交換式にしてしまえば新車で購入したバッテリーも誰かの手に渡ることになり不公平になるのでおそらくは新車の発売時から中古のバッテリーを搭載することが必然になります。バッテリー交換式にするとバッテリーの当たり外れに航続可能距離が左右される可能性があります。そして自宅で充電出来るユーザーであれば状態の良いバッテリに当たった場合はずっと自宅充電で使うようになるんではないでしょうか?

バッテリー交換の費用

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ガソリンスタンドの代わりにバッテリースタンドというものが普及した場合にはスタンドはガソリンの仕入れではなくバッテリーの仕入れを行うことになります。当然ながら劣化をすれば廃棄して新しいバッテリーを購入する必要がありますが当然ながらこれはユーザーの使用料金に反映されてしまいます。そうなればせっかく安い走行コストが航続距離という問題を抱えながらガソリンと同じ水準まで上がってしまうんではないでしょうか?
また日産リーフに搭載されているバッテリーの重量は約300㎏です。ひとつ20㎏に分割したとしても15個必要になる計算です。
高齢者社会に突入しようというのに少し非現実的な感じがしませんか?

バッテリー交換式電気自動車の利点

バッテリーの共通化によりコストが下がる可能性

※写真は日産リーフのバッテリーです。

今はバッテリー内蔵式がほとんどでバッテリー自体は車種にあわせた専用設計ですが、規格の統一が行われてバッテリーの搭載個数により航続可能距離が変わってくる可能性も0ではありません。その為にバッテリーのコストが下がる可能性があります。

 

充電時間の短縮

充電ではなく、充電済みバッテリーとの交換となれば充電時間はなくなるので時間短縮になる可能性があります。ただ現時点では軽量のバッテリー1個の交換というのは難しいので恐らくは複数のバッテリーを交換することになると思います。
ただ問題としては交換個数が多いと交換に時間がかかるというところなので水筒サイズのバッテリーを2本交換というぐらいが理想かもしれませんがそこまで小型化と高密度化が進むのは現時点では非現実的です。

まとめ

現時点では技術的にもコスト的にもバッテリー交換式電気自動車(EV)の実現は難しいと思われます。また中国製の電気自動車(EV)の爆発炎上の事件のニュースも定期的に入ってきますので個人的には国産で信用のおけるバッテリーしか使用したくはありません。バッテリー交換式で規格が統一となれば中国製の品質が怪しい低価格なバッテリーが今後出回ってくる可能性もあるので嫌がる人も多いんじゃないかと思います。

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こういったニュースを見ると中国製の電気自動車(EV)を導入する某宅配会社は大丈夫なのかな?と心配してしまう人も多いはずです。
電気自動車(EV)車の価格の引き下げは急務だとは思いますが、その為に安全性を犠牲にして死亡者が出るというのなら絶対にやめるべきだと思います。

 

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