最終的にスマートフォンと同じようにみんなはEV(電気自動車)に乗り換える
最初に
昔を思い出して欲しいんですが、スマートフォンが出始めた時はガラケーユーザーは
スマートフォンなんて1日も電池が持たないものが使えるか!
と馬鹿にしていましたが数年するとガラケーの方が絶滅危惧種になってしまいました。それを思い出しながらこの記事を読んで欲しいと思います。
実際に私はWindowsMobile、初代Xperiaを購入して使ってましたが、周りからオタクや変人扱いをされていました。
不便なことには妥協や工夫で慣れることができる。
スマートフォンで一番、不便なところはなんでしょうか?
それは間違いなくバッテリーの持ちに違いありません。ガラケーに比べてどうしても消費量が多いのでガラケーなら2日持っていたものが1日持たないような状態になりました。
そうなるとどうなったのか?
バッテリー容量が多い機種を選ぶ基準にしたり、以前は持ち歩かなかったであろうモバイルバッテリーとケーブルを当たり前に持ち歩く人が大多数になりました。当然ながらスマートフォンの電力消費は大きいですが、それでもバッテリーの大型化で対応しました。
しかしそれでも1日電池が持たない人は数多くいます。その理由は便利な分だけガラケーに比べて圧倒的に使用時間が増えているからです。以前はガラケーでは電話、調べものはPCを使う、ゲームはゲーム機でしたが今は全てスマートフォンで可能です。
最近ではPCを持たない人も増えてきました。
EVの便利なところ
ガソリンスタンドに行かなくても自宅で充電できる
ガソリン代がかからずコストが圧倒的に安い
間違いなくこの2点が上がってきます。
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EVの不便なところ
ガソリンスタンドに比べて充電スポットの数が少ない
日産や三菱には24時間使える急速充電器が設置されていたり、以前に比べて意外とあちこちに増えてきています。また今後、EVが普及してくればガソリンスタンドは減少傾向になるはずなのでどこかの時点で逆転します。
充電にある程度時間がかかること
充電時間は急速30分で80%ぐらいと考えた場合、やはりガソリン補給に比べて時間がかかるのは否定できません。しかし基本的に自宅に充電設備があれば寝ている間に充電できますし、遠出をする時は予め80%充電ではなく100%にしておくことで外での充電回数を回避したり減らすことができます。そして充電はいつでもやめられるので条件にもよりますが10分程度でも20%〜30%程度は充電できます。実はこれはEV所有者でないと知らないことです
車種にもよるがガソリン車に比べて航続距離が短い
おそらくはこれが一番の課題です。大容量の電池を搭載すれば後続可能距離は伸びますが、その分、車両価格が高額になってきてしまいます。購入しやすい価格帯のEVとしては航続距離は150km〜250km前後になってくると思われます。これについては技術の発達ともに伸びてくるのは間違いありません。
全ての車がEVになるのか?
これは正直、難しいと思います。トラックのような大型車をEVにすると航続距離が圧倒的に短くなりますし充電にかかる時間が配達の遅延の原因となります。
ガソリン車が今後は全て廃止というのなら、これこそ水素エンジンの出番じゃないかと思います。本末転倒ですが水素で発電してEVを充電する充電スポットなんてのも登場する時かもしれません。現時点でガソリンで発電する充電スポットの何ていうものがヨーロッパで登場しているようなので…
そう言った意味では原発がほとんど稼働していない今、火力発電による電気でEVを走らせるというのも同じくらい滑稽な話です。
まとめ
もしもガソリン代がかからなくなり、かなりの低コストになればガソリン代を気にしないであちこちに行くようになるでしょう。そうなると高いガソリン代を払わないのが当たり前になりガソリン車には戻れなくるのが当たり前です。これは断言できます
ただ一定数のガソリン車がEVに置き換わった時点で炭素税や走行税などが議論に上がると思われますが、やはりガソリン税の代わりの財源も必要になるので、これは避けられないでしょう。ただガソリン車の台数や長距離を走るトラックなどもあるのでこの辺りの議論は難しいと思います。