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日産の充電プラン ZESP4で改善して欲しいこと

日産の充電プラン ZESP4で改善して欲しいこと

最初に

現時点でZESP3はZESP2に比べて大幅な値上げになっていて自宅充電ができないオーナー、生活圏に無料の急速充電器、もしくは格安な急速充電器がない場合は手放すオーナーが一定数存在します。以前のZESP2は月額2,200円で急速充電器が使い放題だったのに比べて回数での従量課金、そして一回の単位は10分ということでガソリンと比べても割高な価格になっており充電環境が用意できない人には間違いなくEV購入の障壁になっています。

ZESP3登場から約2年の経過、ZESP2契約者もそろそろ契約満期を迎える人もどんどん増えてきているることを考えるとそろそろZESP4が登場してもおかしくない頃だと思われますが日産はどう考えているんでしょうか?

 

日産はZESP3で何を狙ったのか?

ZESP2に比べるとZESP3は大幅な値上げになりました。自宅に充電環境がない人にとってはZESP2の契約終了時点でリーフを手放すという選択を視野に入れるほどの改悪でした。

そこまでして日産は何をしたかったのか?いくつか理由は考えられますが私個人としては

➀採算度外視だった充電スタンドを黒字化する。

②EVが増えることにより充電スタンドの混雑が予想されるのでその対策
外出先での充電時間と方法の問題提起?

この2点が狙いだったんじゃないかと思います。ZESP2の時は30分充電して80%までするのが当たり前でしたが、ZESP3は10分単位でカウントするので目的地や自宅まで少し不足のなら必要最低限だけ充電するほうが得なので無駄な充電を行いません。そして充電料金も以前に比べて割高なので以前に比べて余計にシビアに充電時間の管理を行います。

ZESP4に求めるもの

これからZESP4に求めるものは価格の引き下げです。正直、ZESP3の料金体系では自宅に充電環境がない方にはEVのメリットである走行コストのメリットを全く受けることができません。これは明らかにEV普及を妨げる障壁になっていると思われます。

また日産リーフもZE0からZE1へとモデルチェンジをしたり62kWhのリーフプラスが登場したりしています。当然ながら新型の方が充電速度が速い傾向にあるのですが、現状の料金プランでは乗っているEVによって時間当たりで充電出来る電力に差がある為、不公平感が出てきてしまっています。同じ10分という時間でも車種やグレードによって充電できた量には差があるんですが充電料金は変わらない為に不公平感が出ています。その不公平感をなくす為には

●充電時間ではなく充電量による課金

●日産ユーザーとその他メーカユーザーとの料金の差別化
日産の充電器は他メーカーにも同じ金額で開放していますが、他のメーカーの独自プランは契約自体ができないところがほとんどです。

ただもしかすると充電時間ではなく充電量による課金方法は電気販売業者ではない日産には許されないのかもしれませんし、日産とその他のメーカーとの料金プランを差別化するというのは独占禁止法に抵触するのかもしれません。だから他のメーカーは料金の差別化ではなく契約自体をできないようにしているのかも….

2021年8月2日時点で充電器の設置数は急速充電器7,840基+普通充電器13,700基の合算で約21,500基となっています。(2021年8月 参照 GOGOEV様)

充電スポットとしては18,000箇所となりガソリンスタンドが全国で30,000店舗なのでガソリンスタンドに比べて6割というところまで増えてきました。

しかし24時間充電できる急速充電器のほとんどは日産と三菱のディーラーで特に数の多い日産の急速充電器が使えなければ、夜に急速充電出来るところがほとんどないことになるのでEVの使い勝手は恐ろしく悪くなっていたと思われます。EVが普及することを見越して、またリーフを売る為に日産は全国約2,200店舗の日産ディーラーに急速充電器を設置しました。これはかなり巨額の先行投資になりますが、日産は今後のEV普及を見越して設備投資をしました。しかしこの圧倒的に有利であろう充電ネットワークを他のメーカーにも日産は解放をしています。

しかし今後EVの発売が相次ぎ多くのEVが走るようになれば、今後充電器が込み合うことは予想できます。日産車以外の充電で待たされるのは少し違和感を感じますし、他メーカーはZESP3より安価なプランを持っていても自社の車にしか契約をできないようにしていますしそういった意味では不公平感を感じます。それなら日産ユーザーを優遇する意味でも日産ユーザーだけ契約できるもう少し安価な充電プランとしてZESP4を発表してほしいと思っています。

 

ZESP4がZESP3よりも値上げなど改悪された場合

もしもですがZESP4がZESP3よりも値上げなどの改悪がされた場合の代替え案としてe-Mobility Power(eMP)というものがあります。正確にはメーカーや車種に縛られていないフリーの充電プランとしてはeMP、お出かけカード(JTB)、ZESP3しか選択肢がないので、ほぼ選択肢がありません
ただ注意するべきはこのプランをおススメするのは走行距離が長い人になります。下の表を見てもらえれば分かるんですがこのプランは基本料を支払う代わりに充電の料金が安くなっています。これを参考にして計算してみると

https://www.e-mobipower.co.jp

ZESP3シンプルプランの場合

1分あたり550円なので30分充電しようと思うと1,650円かかってしまいます。例えばこれで80%で130km走るとすれば10km走るのに126円かかってしまいます。これではほとんどガソリンと変わらない値段になってしまいます。

e-Mobility Powerの場合

30分の充電で495円となり130km走るとすれば10km走るのに38円と大幅に安くなります。ただ基本料金の支払いが大きいので自宅に充電設備がない方。もしくは走行距離が多い方が対象になります。

 

ZESP4に関するまとめ

時間ではなく充電量に応じた課金方式、日産ユーザーとそれ以外の価格差の設定を提案しますが法律上では難しい部分があるかもしれません。そうした場合に現実的なのはe-Mobility Powerと同じような感じで充電料金は大幅に引き下げるが月額基本料が必要になるというのが現実的なのかもしれません。その場合も自宅に充電設備がない人が外部の急速充電だけを使用したとしてもガソリン代よりも安くなるぐらいの価格がいちばん現実的であり今後に普及の鍵じゃないかと思っています。

 

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