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日産リーフ(購入後)

電気自動車で絶対にやってはいけないタイヤ交換の失敗。初代日産リーフでは致命的かもしれない。

中古で購入した日産リーフを乗り始めて約8年目になります。購入から約40.000kmほどなのでそこまで酷使をしていませんが、中古で購入したときに新品にした純正タイヤもそろそろ寿命になりました。重量がある関係で電気自動車のタイヤは寿命が短いと言われますが特に早く摩耗したとは感じませんでした。

タイヤの選定について

最初は純正タイヤを検討していたのですが早ければ来年、遅くとも再来年の車検前にZE1型リーフへの乗り換えを検討中です。それを考慮すれば高価なタイヤに交換するのはもったいないと考えました。下記はオートバックスで販売されているタイヤの価格となります。

当初検討していたのは純正と同じブリジストンを検討していたのですが4本交換すると10万円を超えてしまいます。あと1年~2年しか乗らない可能性が高いので高いタイヤに交換してももったいないと考えました。

そこでいろいろ探したのが上記の海外メーカーCSTのメダリオンというタイヤです。これは4本交換しても4万円前後でお手頃だったのでこれに決めました。

1本あたり7950円と低価格で2年で駄目になったとしても問題はないだろう。これを購入したときにはそう思っていましたが電気自動車、特に航続可能距離が短い旧型の電気自動車には向いてないということを思い知りました。

※2025年11月時点でこのサイズのタイヤはオートバックスだけでなく楽天やYahooなど全てから消えています。廃盤になったのか問題があったのか….

低燃費タイヤの意味

低燃費タイヤとはノーマルタイヤより燃費良く走行することができるのがメリットです。最近は低燃費を売りにしている車が多く新車では低燃費タイヤを装備している車種がほとんどです。低燃費タイヤと明記することができるタイヤは、一般社団法人日本自動車タイヤ協会が取り決めた等級制度で低燃費性(転がり抵抗性能)と安全性(ウェットグリップ性能)の2つが基準値を満たす必要があります。

低燃費性の判断の基準となる「転がり抵抗性能」は5段階で評価されに分けられ、低燃費タイヤの基準は上位3段階に該当することとなっています。低燃費タイヤを装着するとノーマルタイヤと比べて1~4%燃費が向上するといわれています。

実際に電費はどう変わったのか

例えば100%充電で150km走行可能な日産リーフであれば1%向上で151.5km、4%向上で156kmとなるぐらいなので影響は少ないと考えていました。しかし実際には150kmから130kmまで大幅に落ちてしまいました。

エアコンの使用状況や季節のせいではないのか?

移動先への高低差の問題ではないのか?

疑われるかもしれませんが岡山、大坂間の往復360kmを10日間で4往復した結果で経路や外気温など条件がほとんど同じ状態でした。

一般社団法人日本自動車タイヤ協会 低燃費タイヤ等のラベリング制度

これを見ていて気付いたのですが、あくまでも等級を取得しているタイヤと比較しての話です。省燃費性能を示す等級(AAA~Cなど)がJATMAにより定められていますが、アジアンタイヤメーカーはJATMA非加盟のためこうした表示はありません。ということはその等級よりもはるかに高い転がり抵抗になっている可能性があります。今まで150km走れていたものが130kmまで減少するということは約12%の燃費悪化を起きていることになります。

JATMA加盟のタイヤを購入が正解

これは同じくオートバックスで販売されているタイヤですが低燃費タイヤと表記されています。つまりJATMAのラベリング制度に参画しているメーカーのタイヤで転がり抵抗は上位の3段階の中で評価されています。少なくとも燃費向上1%から4%の中に入っています。先ほどのアジアンタイヤとの価格差は約13,000円程度となっており許容範囲でした。

JATMAのラベリング制度に参画しているメーカーは現時点で上記の14社です。

電気自動車のタイヤはガソリン車のタイヤ選定よりも重要

電気自動車の課題は航続可能距離です。登場初期の自動車の実際の航続可能距離は150km前後でした。その後に登場した日産リーフ(ZE1型)はおおよそ220km前後でしょう。

新型日産リーフ(ZE2型) 公式スペック https://www.nissan.co.jp/INFO/E_NOTE/LEAF/index.html

この新型リーフは78kWhのバッテリーを搭載しており実走行でも650km程度は走行が可能だと思います。低燃費タイヤで+1%の場合は656km、+4%の場合で676km。もしもラベリング外で-12%だった場合には572kmと大幅に落ち込んでしまいます。新型にもかかわらず旧型のe+と比べてそこまでの差がなくなるということになってしまいます。

大容量バッテリーでも影響は大きく、旧型の電気自動車でも影響が大きいということになるので少々価格が高かったとしても低燃費タイヤを選択するべきだという結論になります。

アジアン激安タイヤに交換した反省

今回は自分の勉強が足りずに失敗をしてしまいました。タイヤ交換をしてまだ2か月ですが、安価でも新しい低燃費タイヤに交換しようかと悩んでします。こんなことなら最初から純正のブリジストンタイヤを選定しておけば性能面やお金の面でも損はしませんでいた。

本当に今回は失敗したと思っています。低燃費タイヤという表記をする為に厳密な規格が決められていることを知っていれば規格外のタイヤを購入することはありませんでした。

CSTのタイヤの品質はコストとのバランスを考えれば良いのかもしれませんが電気自動車との相性は悪かったという結果になりました。燃費以外ではグリップ力、静粛性には全く不満はありません。

【電費、航続可能距離関連の過去記事】

日産リーフの燃費はいくら?電気自動車はガソリンより燃費がいいのか?

電欠をしない為に電気自動車で長距離を走る時の注意点

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