EVがまだ普及していないのに走行距離税導入を検討の議論？もっと他にやることやれることがあるだろう！

最初に

EVはガソリン車に比べて税金面でまだ課税が少なく、今ならお得に使えるという記事を以前に公開しました。

今後、EVが主流になればガソリン税という税収が大きく落ち込みますし、現状でもハイブリッド車の普及による燃費の向上でガソリン税は落ち込んでいるので長い目で見れば代わりの税収が必要になります。しかしそれはEVがもっと普及してから議論されるべき問題で現状での議論はEV普及を妨げる障害にしかなりません。

車の税金の内訳

車を所持することでかかってくる税金としては

自動車税・軽自動車税
1年に一回排気量に応じて課税

重量税
新車購入時、車検時に車の重量に応じて課税

環境性能割
購入時。車の環境性能に応じて課税

消費税
本体や消耗品等の購入時に10％課税

ガソリン税
補給した燃料に量に応じて課税

これらの税金が存在します。この中には廃止された税金の代わりにできたものも含まれるために聞きなれないものもあると思います。そして今回、一番の問題になるのが重量税です。

重量税とは何の為の税金？

自動車重量税は「自動車が公共の道路を走る時の劣化や瑕疵を補填するための税」という意味がありました。その為、重い自動車ほど道路を消耗させることとなります。所持している車に対して公平に道路を補修する税金を税金を課税する為の仕組みでした。
以前は使い道も道路特定財源に限られていましたが、現状は道路特定財源が一般財源化された為、その使い道は曖昧になっています。
自動車重量税は車検を通す時に支払いが必要なので車を走らせずコレクションをするために所持するだけなら課税されません。まさに行動を走る為に必要な税金です。

走行距離税の導入。重量税は廃止？

走行距離税を2023年度の税制改正に向けて財務省が検討しているということですが、現状でも公道を走る為には車検が必要なので重量税、走るのに消費するガソリンに課税されているガソリン税。そしてそのガソリンを購入する時には消費税まで課税されています。

そして更に走行した距離に応じて課税されるとすれば車での移動は公共交通機関に比べて割高になり、車を所持する人もさらに減るでしょう。ただでさえ若者の車離れの原因は車を所有するのに必要なお金がかかりすぎるというところにあるのにそれを加速させるつもりでしょうか？
車を所持する人が減れば減るほど車に関する税収は落ち込むはずですが、政府は国民に車を所持させたくないのでしょうか？

もしもそうでないのならば無能の集団としか思えません。

もともと重量税が消耗する道路の補修に使われる税金だったのならば、走行距離税と同じ用途なので重量税は廃止するべきです。しかしもしも重量税を廃止した場合、航続可能距離が短く遠出には不便なEVが主流になった時に思った以上に税収は落ち込むかもしれません。

重量税は車検を受ける車であれば必ず支払う税金なので安定性です。
財務省がこういった税金を廃止するとは個人的には考えられません。

走行税に関する議論のまとめ

ガソリン高騰の今、ガソリンへの課税は国民からの批判を浴びていることは間違いありません。ガソリンの価格を下げる為の予算を組む必要があり、今後のガソリン税の税収に関しては不透明な部分があります。

それに加えてハイブリッド車の普及による燃費の向上でガソリンの消費が減り、EVの登場により燃料への課税ができない状況になっています

そしてさらに不満なのが海外では高速道路の使用が無料のところが多いにもかかわらず日本の高速道路は有料です。もしも走行距離税が決定ということであれば高速道路の無料化は必須だと思いますし、もしもしないのであれば走行距離税の2重課税だとしか思えません。車にそこまでの課税を強いなければならないような状況なんでしょうか？

しかし

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