電気自動車の欠点
航続可能距離という課題
これは一度の燃料補給(充電)で走れる航続可能距離だと思います。大容量バッテリーを搭載した高価な電気自動車ならガソリン車と変わらないぐらい走るでしょうが、普及帯の電気自動車であればガソリン車と比べるとやはり少し不満はあります。
冬場の充電速度の低下と消耗の問題
冬季の温度が低い状態だと充電速度は明らかに遅くなります。その為、高速充電を多用する人にとってはコストが上がる傾向になります。普通充電であれば全く変わらないのがポイントです。
また温度が低い状態であればヒーターに電力を取られて消費が大きいこと、外気温が低くなればなるほどバッテリーの性能が発揮されずに電力消費が大きく感じます。
現時点の電気自動車(EV)普及率について
販売台数 | 割合 | |
---|---|---|
HEV | 146万133台 | 55.07% |
PHEV | 5万2143台 | 1.97% |
EV | 4万3991台 | 1.66% |
ディーゼル車 | 14万6164台 | 5.51% |
これはGoogle検索で日本 EV 普及率で検索した際に最初に出てくる情報です。EVの台数が4万3991台、1.66%というところに目が行くと思いますが、よくよく考えてみるとこの表はおかしいことが分かります。
今一番売れている日産サクラの販売台数は2022年だけで21,887台、2023年は37,140台です。つまり日産サクラだけで約50,000台が出荷されていることになります。
上記の表は普通車だけを対象にしたもので軽自動車は入っていません。その為、比率的には2%ぐらいだとは思いますが確実に電気自動車(EV)の台数は増えています。
まとめ
個人的にはどんな車でも用途次第で自分にとって満足できるものか?そうでないか?だけの話です。日常的に通勤だけに使っている車であれば2シーターの車でも問題はないはずですが、もしもの為に4人以上乗れる車を乗っている人がほとんどなのが今の現状です。毎日150km以上走る人もほとんどいないはずですが、航続可能距離の短い電気自動車に抵抗がある人も念の為に不安だからというのが今の現状です。
しかし電気自動車の場合、自宅充電があれば高騰するガソリン代に左右されませんし電気代が上がったとしても今のガソリン代よりも大幅に安価です。
そういった状態なので電気自動車がある程度普及してしまえば、あとは加速度的に一定数まで増えるのではないかと思っています。
ガソリンよりも安価で自宅で充電できるというのは航続可能距離のという欠点を補っても十分におつりが来ます。だからこそ日産リースのe+のような車種ではなく日常生活の手段として十分な日産SAKURAなどの軽自動車EVが売れたという現実があります。
電気自動車に興味がある人は反電気自動車論者の一方的なデマに騙されないように自分で調べてみましょう。
【過去記事】
EVに乗っていない人の批判は的外れすぎる件。本当のEVの問題と課題って何ですか?