日本では電気自動車は主流にならない?それは大きな間違いで国土が狭く、一戸建て持ちが多い日本では無限の可能性が存在する。
最初に
日本では電気自動車(EV)は不人気で普及しないと言われていますが、それは本当でしょうか?日本は国土が狭いのでアメリカなどに比べて日常的な長距離移動は少ないと言われています。その為、自動車の年間平均走行距離は1万kmとよくいわれています。
しかし、当然ながら走行距離は毎日通勤、休日の買い物のみなど生活スタイルにより大きく左右されます。今回はそういった時点から日本での電気自動車普及について記事にしていきます。
電気自動車(EV)を気嫌いする人の存在
本格的に説明する前に知っていただいておく必要があります。それは電気自動車に乗ったこともないのに、電気自動車に否定的な人の存在です。
ネットで広がる電気自動車のデマを鵜吞みにして電気自動車の悪い部分だけを強調する人、電気自動車が普及しては困る人、自分の車種選択が悪かったのに電気自動車のせいにしてあちこちに悪口を書き込む人たちです。
そういった人たちの偏った情報を無視してこの記事は読んで欲しいと思います。
日本の平均の走行距離について
自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳〜59歳の男女1,000名(全回答者)に年間走行距離のアンケートをとったところ「3,000km超5,000km以下」(33.1%)「5,000km超7,000km以下」(19.1%)との回答が多く、年間走行距離の平均は6,017kmとなりました。
ソニー損保「2020年 全国カーライフ実態調査」
https://from.sonysonpo.co.jp/topics/pr/2020/12/20201214_01.html
参考元 ソニー損保
週5日で片道10km、往復20kmを車通勤で走行した場合は1週間で100km、月で400kmとなります。400km×12ヶ月 年間走行距離は約5000km
週5日で片道20km、往復40kmを車通勤で走行した場合は1週間で200km、月で800kmとなります。800km×12ヶ月 年間走行距離は約10000km
という計算になります。おそらくこの走行距離までが日常的に電気自動車を使用して不満に感じないラインだと思います。当然ながらバッテリー容量の大きな航続可能距離が長い電気自動車ならさらに長い距離でも問題はないと思いますが、現状日本で一番普及している日産リーフ(ZE0型 40kWh)や日産サクラ(20kWh)だとこれぐらいが限度でしょう。
【参考記事】
2024年に電気自動車を購入するなら、どの車にするべきなのか?新車と中古車を含めて検討しました。
電気自動車とガソリン車の走行コストの違い
電気自動車とガソリン車のコストを比較した過去記事になります。
【過去記事】
電気自動車の電気代とガソリン車のガソリン代のどちらがお得なのかを悩んでいる人への記事です。
恐ろしいほどEVのコストが安いことが分かる記事。これを読めばどれだけ維持費が安いか分かります。
これを読んでいただければ分かりますが、自宅充電可能な設備があればガソリンの1/3以下のコストで走行することができます。
さらにオイル交換はありませんし、ブレーキパッドの交換もほぼ不要です。定期的なコストも大きく差があります。強いて言うのなら、電気自動車は重量が重いのでタイヤが消耗しやすいという点があるかもしれませんが、そこまで消耗が変わることもありません。