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大雪発生で電気自動車は生命の危機に陥るのか?EVのデマと真実

大雪発生で電気自動車は生命の危機に陥るのか?EVのデマと真実

最初に

毎年冬になり雪での立ち往生が発生すると話題に上がるのが

「電気自動車ならバッテリー切れで死亡者が出ていた」
というものです。実際に電気自動車に乗っていて電欠というのは怖いものですが、大雪に関してはバッテリー切れ、ガソリン切れよりも恐ろしいことがあります。それについて記事にしていきます。

大雪に閉じ込められた状況

ガソリン車の場合

ガソリン車の場合、ガソリンさえあれば長時間に渡って暖房をかけることができるので凍死することはないと考えてる人が大多数です。
確かにガソリンの方が長時間暖房を維持することは可能ですが、車の周りが雪に埋もれたりすると一酸化炭素中毒で死亡してしまう例があります。
今年12月20日にも新潟市内で停電が発生した際に寒さに耐えきれず自宅に駐車した車で暖をとろうとしたところ一酸化炭素中毒で亡くなっているのが発見されました。
ガソリン車の場合はマフラー周辺などを雪に埋もれないように定期的に除雪しない限りは 一酸化炭素中毒での死亡事故に繋がってしまいます。
大雪のガソリン車は凍死の可能性より

一酸化炭素中毒死の可能性があります

【関連ニュース】
雪に埋もれた車内で…2人死亡 大雪による死亡事故相次ぐ【新潟】
引用元 新潟スマイルTV

 

電気自動車(EV)の場合

電気自動車はガソリン車のように熱を発するものがありません。その為、電力を消費して熱を生み出す必要がある為に暖房を使うということはバッテリーを大きく消費します。
その為、ガソリン車に比べて暖房をかけていられる時間も短いので、暖房が使えなくなれば凍死するという不安を持っている人がかなりいます。確かに暖房は電気自動車にとって弱点ですしバッテリーを使い切ってしまえば移動することもできなくなってしまいます。しかし電気自動車にはあまり知られていない対策が2つあります。

大雪時、電気自動車2つのメリット

 

一酸化炭素中毒の心配がない

電気自動車は内燃機がないので二酸化炭素や一酸化炭素が発生しません。
その為、長時間暖房を入れていても一酸化炭素中毒になる心配はありません。

 

シートヒーターが標準装備

シートヒーター搭載の車は少ないですが、電気自動車に関してはシートヒーターが標準装備が多いです。その為、大雪により動けなくなりそうな時にはあえて暖房を使わずシートヒーターを使うという方法もできるので車の外に出る必要もなく車に閉じこもって助けを待つことが可能です。

 

大雪で心配すること

電気自動車に関しては間違いなく電欠です。ガソリン車の場合は救助隊がガソリンを持って来てくれればすぐに動けるようになりますが電気自動車の場合は充電をしないと動けるようにはなりません。
しかし近年ではNEXCOは移動式充電器の配備をしているので大雪で動けなくなっているEVの台数にもよると思いますがその場から動けないということにはなりません。

まとめ

電気自動車だから大雪に閉じ込められると死亡事故が起きるというデマが毎年流れますが、実際にはガソリン車であれば一酸化炭素中毒で死亡事故が起きる可能性がありますし、電気自動車もバッテリーを使い切り凍死の可能性もあります。しかし電気自動車の場合はシートヒーターを使用してガソリン車よりも長時間車の中で暖をとることが可能です。

しかしガソリン車の場合も車外に出れず雪かきができずに一酸化炭素中毒になる可能性もありますし、電気自動車の場合も長時間閉じ込められるようならバッテリー節約が必要かもしれません。
ガソリン車も電気自動車も大雪が降る地域に行く場合は念の為に毛布などの用意をしておくことは必要でしょう。電気自動車に関しては高速道路に入る前に余裕を持って充電しておくこと、またシートーヒーター活用のアナウンスをしておくべきだと思います。

しかし寒冷地ではバッテリーの性能が落ちるのは事実なのでそのあたりは今後の課題でしょう。

参考記事
大雪による車の立ち往生~危険性と防寒対策を検証~(JAF公式サイト)

関越道の立ち往生でEVだと凍死していたというデマについて

 

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