充電の料金プランに充電超過料金の設定が必要。今後は絶対に必要になる。
充電完了後も充電スペースへの放置の問題
ショッピングモールや高速道路のサービスエリアなどに設置してある急速充電器が1台とか2台とかというのは珍しい事ではありません。もしも先客が充電し始めたばかりならば30分待った後で自分が30分充電するなら1時間かかってしまいます。
それは仕方がない事なんですが、充電が完了した後も放置し続けて次の人が充電できないことがあります。これは電気自動車に乗る人にとって非常にマナーが悪い事なんですが、 今後電気自動車の数が増えてくれば絶対にマナーの悪い人がどんどん増えてきてトラブルの原因となります。
しかしそれは充電プランの内容を変更することでかなり軽減することができます。それについて書いていきます。
充電完了後も気にせず放置する理由
ショッピングモールなどであれば、単純に充電が終わるのを待って移動するのが面倒という理由がほとんどでしょう。しかも週末のショッピングモールであれば充電スペース移動後の駐車スペースを探すことを考えれば人の迷惑を考えないような人が多くいても不思議ではありません。実際にこれだけ煽り運転について厳罰化されている現状でも定期的に煽り運転が発生するほどマナーの悪いドライバーがいる世の中です。
今後さらに充電後も放置するドライバーが増えるのは間違いありません。
そういったドライバーは特に自分に不利益が発生しない限り改善を行うことは皆無です。
充電後も放置するドライバーへの課金
テスラは充電後は速やかな移動をしてもらう為に充電超過料金を導入しました。
充電終了後、5分以上車をスーパーチャージャーに接続したままにしていると、毎分43円(消費税込み)が課金されます。放置し続ければ、上限なく課金されます。
テスラJAPAN スーパーチャージャー充電時間超過料金案内
https://www.tesla.com/jp/support/supercharger-idle-fee
5分というのは少し短い気もしますが、待っている人からするとそれぐらいが限度かもしれません。また戻ってこなくて待たされているとしても放置しているドライバーに無意味に高額に課金され続けていると思えば少しは気分も晴れるでしょう。
日産も現状のZESP3の料金プランを変更するか、もしくはZESP4登場時には充電超過料金を望みます。できれば充電課金料金を徴収する分だけ料金プランを少しでも安くしてもらえればいいのですが…
まとめ
EV(電気自動車)は本格的に増えてくれば、いままで問題にならなかったことも大きな問題になってくる可能性があります。実際に今までは充電完了後に放置していても問題ないほどに電気自動車の数が少なかったかもしれませんが今後はそうはいきません。
間違いなく充電後に放置するドライバーとの間で喧嘩は起きるでしょうし、定期的にTVや新聞のニュースになるでしょう。煽り運転にしても厳罰化しても定期的に発生するぐらいなのでドライバーのモラルには期待できません。できるとすれば料金体系変更による抑止だけでしょう。そういった意味ではテスラの判断は早かったと言えます。
充電超過料金の設定は今後必ず必要となります。
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